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で?っていう…… メーカーはFrontWing ○あらすじ ある過去の出来事から女の子に対して奥手になっている主人公。 そんな折、転校してきた椎名香澄に一目惚れをしてしまう。 けれども、ヘタレな主人公はどうしていいかわからない。 見かねた幼馴染みの柚木南の勧めで、秘密の同好会「恋愛同好会」へ入り、恋愛についての座学や疑似恋愛を通して脱ヘタレを目指すのであったが…… ○狙いすぎのサブキャラたち もうね、寒気がするほど狙ってるんですよ。 ドタバタ感というかコメディー色を出そうとして、寮長がクマだったりペンギンだったり…… 相変わらず主人公の友人・野沢正はちょっとホモだったり。 「うわー、寒いなあ」と思ってプレイしていました。 でもまあ、いいかと。慣れてきたぞと。 そんなふうに思った途端に、サブキャラたちは登場しなくなります。 前半の共通パートのみサブキャラがわんさか出てくるのに、個別に入った途端その出番を失うのです。これでは、何のために出てきたのかイマイチよくわかりません。 前半を賑やかにしたいだけの意図なら、完全に失敗だと言わざるを得ません。 これも複数ライターが招いた失敗なのでしょうか。 というか、本作の狙いがよくわかりません。 コメディを狙っているのかと思えばそうではない、萌えを狙っているのかと思えばそうでもない、感動でもない、燃えでもない、エロでもない。 なんなんだ。 一体なんなんだきみはぐ。 何をしたいのか全くわからない。惰性のようにありふれたストーリーが展開するだけです。 甘酸っぱさ出したかったのでしょうか? ならもっと共感できるような、そしてどこか切ないような、そんな展開が欲しかったです。 激甘にしたいのなら、エロ以外でのイチャイチャがもっと欲しかった。 うーん。どれをとっても中途半端、いや、何もありません。 告白しますと、僕は「キミキス」のようなものを期待していたのですが、タイトルが似ているだけで全然違うものでした。なので「キミキス」のエロ版を期待している方は要注意です。 ○システム スキップが遅いですが、基本的には問題ありません。 ディスクレスは可能ですが、やろうと思うと非常にめんどくさいです。 パッチを入手しなくてはなりません。 めんどくさいです。そこまでしてディスクレスにする必要がないので無視しました。 ○音関係 音楽 カラオケverを除くと、全23曲です。OPとEDを含みます。 どこかで聞いたことのあるような曲ばかりです。ピアノ曲が多かったかな? それなりによかった程度です。OPもEDも。 声 主人公以外フルボイスです。あーでも……まあいいか。フルボイスです。 結城えみり役に田口宏子さんが出ています。あ、本作での名義は夏野こおりでしたね。 やっぱり田口さん、いや夏野さんは大人しい役よりもアッパー系の役の方が合いますね。 素直によかったと思います。 他には、特別何もありませんでした。 ○絵 CG枚数83枚(表情変化等含まず) 決して少ないわけではないのですが、何か物足りなさを感じてしまいました。 それは、エロCGと日常CG(あるいは決め絵)とを比較したとき、 日常CG(あるいは決め絵)が少なかったせいだと思います。 ここにCG欲しかったなー、というのが本編では多々ありました。 絵自体はなんとも綺麗で、塗りが上手だなと思いました。 肉感もあり、性的シーンではなかなかのものだと思います。 ぶっちゃけ絵買いなんです。かなりイイと思いますよ。 ○キャラクターとそのシナリオ 椎名香澄 cv遠野そよぎ 内気でキュートなキャンディ・ガールです。 性格もよく、真面目で、頭もよくて……まあテンプレ通りのキャラ像です。 好きな人がいるのですが、その人に過去に振られたと思っていて、なかなか告白する勇気が出せないために「恋愛同好会」へ入ります。はい、真面目なんです。 本作の正ヒロインのはずなんですが、影が薄いです。 彼女のシナリオは……まあ王道ですよね。 いつ結ばれてもいいのにイライラするぐらいくっつかない。そして誤解を重ねていく。 言ってしまえばありきたりです。特に語ることがありません。 柚木南 cv佐本二厘 主人公の幼馴染みで、ちょっと暴力的で、女の子っぽくなくて……まあテンプ(ry 主人公と香澄をくっつけようと奮闘します。 水泳部です。泳ぐのがとても上手です。ですが、昔は泳げませんでした。 そしてシナリオですが、 主人公と香澄をくっつけようとしていくうちに、主人公のことを男の子として意識していくようになり、けれども香澄も主人公に好意を寄せていることに気づき……という「え、それなんてときめきメモリアル2?」です。水無月 琴子です。 主人公との心の距離の縮み方が丁寧に描かれていますが、琴子と同じようにメインとなるのは南と香澄の関係です。これまた丁寧に描かれていたと思います。ですが、そのまんまです。特別グッとくるものはなかったです。やはり王道でした。 桜野美恋 cv井村屋ほのか 同好会の部長?で、先輩です。そのまんまお姉さんキャラです。 プレイした方の多くが、きっと彼女の座学を聞いていて、 「なにそのホットドッグ・プレス情報?」と眉間に皺を寄せることとなるでしょう。 ですがこれには理由があったのです。 まわりのみんなが「なるほどー」と頷いているのが不憫でなりません。 彼女は本作の色キャラでしょうか。一番エロが多いです。 このことについては、実用性のところで語ろうと思います。 そうですね、シナリオについては……まあ、どうでもいいです。 見栄を張ると大変ということです。 結城えみり cv夏野こおり キエルお嬢様のような髪型をしているだけあって、理事長の娘でお金持ちです。 あの髪型はやはり伊達ではありません。 風紀委員長をしていて、恋愛同好会を学内の風紀を乱すものだと目の敵にしています。 性格は典型的なお嬢様です。おーほっほっほ!と笑います。たまにむせます。 抜けているところがあり、よく人に騙されます。憎めません。 そしてかなりファザコンです。お父様に教えてもらった剣道の腕はなかなかのものです。 本作で個人的に一番好きだったのは、彼女のシナリオです。 助三郎や角ノ進などのサブキャラがそれなりに機能していましたし、一番メリハリがありましたし、何よりえみりというキャラがよく立っていたからです。 それなりにコメディー色があり、ぼちぼち楽しかったです。 惜しいのは、えみりが主人公に好意を抱くようになったきっかけがイマイチなところでしょうね。 なにか大きな出来事があって、えみりが主人公をやたらに意識するようになっていたら、 なお面白いストーリーになっていたと思います。 芹沢マドカ cvみる 巨乳の後輩キャラです。 自分の胸のサイズが大きいことを少々コンプレックスのように感じているくせに、胸元のあいた私服を着てくるあたりに小悪魔性を感じずにはいられません。 ドジです。妄想たくましいです。 まあなんだかんだ言って、結局は巨乳です。それだけです。 彼女のシナリオは、なんとえみりに目をつけられ風紀委員となり、日々試練に立ち向かっていくというものでした。 もうここまできたら恋愛同好会の存在意義がよくわからなくなるのですが、そこはこじつけです。どうとでもなります。 それで、風紀委員と恋愛とをどのように両立させるかが主眼となりますが、 ぶっちゃけどうでもいいです。 彼らが危機感をもって騒いでいる意味がわかりません。 とにかく、巨乳が頑張るお話です。それだけです。 ○実用性 椎名香澄……1回。 シークレット・モードで2回。 柚木南……1回。 シークレット・モードで2回。 桜野美恋……6回。 結城えみり……3回。 シークレット・モードで1回。 芹沢マドカ……3回。 美恋先輩がトップなのは一目瞭然です。本作のセックス・シンボルです。 そんな彼女なのですが、なんと赤ちゃんプレイができます。 赤ちゃんのコスプレして「バブー」です。 もうね、ディスプレイ割ってやろうかと思いましたよ。 なんというか、そんなにエロ度は高くありません。 マドカなんて母乳炸裂!とかアホな展開がありますが、どうもエロくないです。 むしろ、だるいです。 絵なんて素敵なのに、声だって素敵な方が多いのに、どうも抜けませんね。 テキストのせいかもしれません。 描写が非常に単調なせいなのかもしれませんね。残念です。 ○まとめ つまり、ベタです。 全て予想の範囲内で展開するので、わざわざプレイする必要性がありません。 それにテキストもよくありません。丁寧なのは評価したいですが、テンポを壊してしまっています。これではいけません。 それに物語の運び方も、イマイチです。 ベターな物語なんですから、変則的な見せ方でもしてくれれば、こんなにもだるくはならなかったと思います。 話は短いです。ですが、これでちょうどよかったと思います。 だらだら続けられるぐらいなら、という意味でですけど。 そうですねえ……足りないです。何もかもが足りないです。 もっと作品にはオリジナリティが欲しいです。 その作品にしかできないことが必ずあると僕は思っているので、 手を抜かずに、大変ですがそれを引き出して欲しいです。 こんな毒にも薬にもならない作品は、正直なところもうお腹いっぱいです。 評価 55点 きみはぐ
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