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<<   作成日時 : 2007/03/09 00:31   >>

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帰ってこない



メーカーはアトリエかぐや




○かぐやで語るべきことはただ一つ

かぐやの作品にストーリーなんて求めません。
感動も燃えも求めません。
我々エロス帝国が求めるのは、そう、抜けるか否か!
この一点です。

結論から言います。
本作は、あまり抜けませんでした……。

僕が期待しすぎただけなのかもしれませんが、どうもダメでしたねえ。
全く抜けなかったというワケではないんですが、この程度の抜きレベルならそこら辺にうじゃうじゃ転がってるよ! と思ってしまいました。

そうなんです。アトリエかぐや作品は、そこら辺の抜きレベルでは困るのです。
突き抜けた抜きレベル!
もう許してくれーと悲鳴を上げるぐらいのエロスがなければダメなのです。

それがなんですか、このザマは。
だからロリ路線はやめろとみんなが言っているんです。
ええ、「みんな」とか言ってさらっと責任転嫁しましたよ。まあいいじゃないですか。

とにかく、毒にも薬にもならんようなエロスに終始しています。
エロ・シーンはうとうとしてしまいました。
あやうく握ったまま眠りそうでした。
ええ、寿司ですよ。寿司を握っていたんです。

そんなわけで本作に僕は不満たらたらです。



○幼なじみ

メインキャラは三人です。三人とも幼なじみという設定です。

涼風あすか cv楠 鈴音
言うなれば現在の幼なじみ。非常に身近な存在として描かれています。
まあツンデレの腐れ縁的存在ってことです。たまに暴走してしまいます。
状況にのせられて、いつのまにか主人公争奪戦に加わることに。
古い例えを使うなら、天道あかねタイプですかね。ギリギリ。

エミリー・ウィンスレット cv安玖深 音
外国からやってきたパワフル・ガール。主人公が外国に住んでいたときの幼なじみです(なんか変な言い方ですが)。
大胆に主人公を誘惑し、小悪魔的魅力でぐいぐい主人公をひっぱっていきます。
しかし内面は素直で、優しい心を持っています。
古い例え使うなら、シャンプータイプと言えるかもしれません。ギリギリのギリギリで。

御堂琴音 cv北都 南
大阪からやってきました夢はお嫁さん、理想の男性は旦那さんこと主人公。
主人公が大阪に住んでいたときの幼なじみです(やはり変な言い方です)。
合い言葉は献身とSM。そして、北都さんはもうお腹いっぱい。
古い例えを使うなら、うっちゃんタイプと言っちゃいましょう、ここもギリギリで。


ちょっと待てやと。らんまのキャラは幼なじみやのうて許嫁やないかボケェと仰る気持ちもわかります。
が、これはこれで正しいのです。
なぜならば、この三人とも幼なじみしていないんです!
幼なじみというよりも、ホントに許嫁の方がしっくりきます。

考えてみてください。幼なじみとは何ですか?
朝起こしに来ればそれで幼なじみですか?
隣に住んでいれば幼なじみですか?
昔一緒に遊んでいたらそれで幼なじみですか?

違いますよね。少なくとも、我々がこよなく愛する属性としての幼なじみでは。

なぜこうまで「幼なじみ」という要素が一つの属性として迎え入れられるようになったかというと、
個人的な考えを言わせてもらえれば、
主人公を深く理解しているという点に尽きると思うのです。

過去を共に過ごしたことによって、言うなれば長年連れ添った夫婦のような絆が生まれ、
主人公の考えそうなこと、ダメなところ、癖、あらゆるものを理解し、また受け入れている状態を「幼なじみ」というのではないでしょうか?
もちろんキャラ造形における「幼なじみ」という意味で、です。

つまり、思い出や、世話焼きなんて要素は後からついてくるもので、
最も重要視すべきなのは「絆」なのです。
本作はそれを全く理解していない。
思い出などの付加要素ばかり注目しています。
これでは、ホントに幼なじみなの? と疑問を抱いてしまいます。
実際、メインキャラたちは「幼なじみ」というより「昔一緒に遊んだ友達」です。


はっきり言います。  萌えを舐めるな

万人向けを狙ったのか、顧客拡大を狙ったのかは知りませんが、
安易に萌えを取り入れようとする姿勢には苛立ちを覚えます。
萌えゲーには萌えゲーのポリシーや、基本思想があるのです。
それを理解せずに「なんかこーゆー要素入れときゃユーザー喜ぶんだろ?」みたいなことをされては堪りません。堪りませんったら堪りません。
抜きゲーなら抜きゲーをしなさい。
抜けない抜きゲーに抜きゲーを名乗る資格なんてありません。


ずいぶん高圧的になってしまいました。すみません。
ですが、わかってください。
抜きゲーも、萌えゲーも、泣きゲーも、燃えゲーもそれぞれ土俵は違うんです。
安易にそれぞれの要素を取り入れようとすると、どっちつかずのダメな作品になってしまうのです。
本作がまさにそれです。
作り手はもっとそのことを思い出してください。
僕の言いたいことは以上です。


○絵

choco chip氏の可愛らしいCGで、なかなかグッドです。
ですが、CG枚数が少ないですねえ。
一つの絵でそれなりにバリエーションというか、変化をつけてくるのですが、絶対数がどうも少ないと思います。
それと、あの意味不明なアニメーションは何なんでしょうか。
部分アニメーションっていうんですか?
時折手がシュコシュコ動いたりするヤツ。
申し訳程度に動かされたって、失笑しか出ません。



○まとめ

個人的には、あまりエロスを感じませんでした。
ハーレムルート期待したんですけど、肩透かしだったなあというのが率直な感想です。

序盤、長々と萌えのなり損ねストーリーをプレイさせられたのがきつかったですね。
正直スキップしまくりでした。

僕的には、あの輝かしいアトリエかぐやはまだ帰ってきていません。
早く帰ってきて欲しいです。ずっと待っています。
期待して待っています!
……その期待が高いから、厳しい受け取り方をしてしまうんでしょうね。




評価 60点

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